ホタテの燻製方法 熱燻/温燻
温度: 中程度の間接熱 ホタテは燻製する際に高温で加熱すると硬くなりすぎるため、中程度の間接熱を使用します。
時間: ホタテの大きさによって燻製時間は異なりますが、通常は15〜25分程度が目安です。燻製器の中でホタテが煙にさらされる時間で風味を付けるため、過度に燻製しすぎないように注意してください。
材料: ・ホタテ貝柱(殻を取り除いてください)
手順:
① ホタテを準備
ホタテ貝柱を用意し、必要に応じて殻を取り除きます。
② 燻製チップを準備
燻製器を使用する場合は、燻製チップを水に浸してしばらくおき、水気を切ります。これにより燻製チップが燻製中により長く燃え続けます。
③ ホタテを燻製
燻製器に炭をセットし、その上に湿った燻製チップを置きます。ホタテを網の上に載せ、燻製器の中に置きます。蓋を閉じて、中程度の間接熱でホタテを燻製します。燻製の時間はホタテの大きさによって異なりますが、通常15〜25分程度が目安です。
④ 燻製ホタテの取り出し
燻製が終わったら、燻製ホタテを取り出します。
【POINT】
より燻製を美味しく楽しむための一手間
燻製の手順の中にもある「燻製チップを水にさらす」
この工程は、抜かしていただいても問題はないのですが、燻製を行う際の煙の均一具合などに影響がありより燻製をお楽しみいただける一手間としてKIWAMIYA亭では、ご提案しております。
燻製チップを湿らす手順は、以下の通りです。
燻製チップを水に含ませる方法
1.チップの用意チップを小さなボウルや容器に入れます。
2. チップを入れた容器にチップが水に浸る程度の量の水を追加
3.チップが水を浸透させる時間は、通常15分から30分程度
4. チップが十分に水分を吸収したら、余分な水を排除します。手でチップを軽く絞ったり、水気を取り除くためにペーパータオルで拭く
おすすめの燻製チップ:
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メスキートウッド
メスキートウッドは、強いスモーキーな風味が特徴であり、肉や魚、野菜によく合います。燻製した食材に深いスモーキーな香りをプラスしたい場合におすすめです。 -
アップルウッド
アップルウッドはフルーティーで甘い香りを持ち、特に魚介類や鶏肉に相性が良いです。優しい風味を加えたい場合に選ぶと良いでしょう。 -
ヒッコリーウッド
ヒッコリーウッドは、ナッツのような風味を持ち、豚肉やビーフによく合います。しっかりとした風味を求める場合に適しています。
《 燻製ホタテのアボカドサラダ 》
材料:
・燻製したホタテ
・熟したアボカド
・ミックスグリーン(レタスやスパニッチなど)
・チェリートマト
・赤玉ねぎ(薄切り)
・クルトン(自家製または市販品を使用)
・塩とこしょう
・オリーブオイル
・レモン汁
・お好みでサラダドレッシング
手順:
① アボカドをカットしてボウルに入れ、フォークでつぶしてペースト状にします。塩とこしょうを加えて混ぜ、レモン汁をかけておく。
② 燻製したホタテをスライスします。
③ ミックスグリーンを洗ってよく水気を切り、サラダボウルに盛り付けます。
④ チェリートマトを半分に切り、赤玉ねぎを薄切りにしてサラダボウルに加えます。
⑤ アボカドペーストをサラダボウルに入れ、ミックスグリーンとトマト、玉ねぎを軽く混ぜます。
⑥ 最後に燻製したホタテとクルトンをトッピングし、お好みでサラダドレッシングをかけて完成です。
燻製したホタテの豊かな香りと風味がアボカドサラダに加わり、さわやかで美味しい一品になります。サラダドレッシングは、ミツカンなどの市販品を使うのも良いですし、自家製のドレッシングを作ってアレンジしても楽しめます。ぜひお試しください。
《 燻製ホタテのガーリックバターソテー 》
材料:
・燻製したホタテ
・にんにく(みじん切り)
・バター
・オリーブオイル
・塩とこしょう
・パセリ(みじん切り)
・レモンの皮(おろしすりおろしたもの)
手順:
① 燻製したホタテをスライスします。
② フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくを香りが立つまで炒めます。
③ バターを加えて溶かし、にんにくとバターが絡まるように軽く炒めます。
④ 燻製したホタテのスライスをフライパンに加え、両面をしっかりとソテーします。塩とこしょうで味を調えます。
⑤ ソテーしたホタテを皿に盛り付け、上からみじん切りにしたパセリとおろしすりおろしたレモンの皮をかけて完成です。
燻製ホタテの旨味とバターのコク、にんにくの香りが絶妙に合わさったガーリックバターソテーは、お酒のおつまみやメインディッシュとして楽しめます。ほんのりとしたスモーキーな風味が食欲をそそります。ぜひぜひお試しください。