燻製の種類:温燻がおすすめ
温度: 中程度の間接熱
醤油の風味を引き立てるため、中程度の間接熱を使用します。具体的な温度は燻製器の設定によって異なりますが、通常は50〜70度程度が適切です。
時間: 1〜2時間程度
燻製時間は風味を付ける程度に調整します。醤油がしっかりと燻製の香りを取り入れるために、通常は1〜2時間程度が目安です。
材料▼
・普通の醤油(高品質のものがおすすめ)
・燻製チップ(ウッドチップや茶葉など)
手順▼
① 醤油の準備
高品質の普通の醤油を選びます。燻製する分量に合わせて適量の醤油を用意します。
② 燻製チップを準備
燻製チップ(ウッドチップや茶葉など)を選びます。風味を付けるためのチップを燻製器にセットします。
③ 醤油を燻製
醤油を燻製器に入れる容器に入れ、容器ごと燻製器内に置きます。燻製器を中程度の間接熱に設定し、燻製を開始します。
④ 燻製の時間を調整
醤油の風味がしっかりと染み込むように燻製時間を調整します。通常は1〜2時間程度が目安です。
⑤ 燻製醤油の利用
燻製が終わったら、燻製醤油を容器に移し、しばらく冷ますことで風味がしっかりと広がります。燻製醤油は通常の醤油と同様に使用できますが、深い燻製の風味が料理にアクセントを加えます。
【POINT】
より燻製を美味しく楽しむための一手間
燻製の手順の中にもある「燻製チップを水にさらす」
この工程は、抜かしていただいても問題はないのですが、燻製を行う際の煙の均一具合などに影響がありより燻製をお楽しみいただける一手間としてKIWAMIYA亭では、ご提案しております。
燻製チップを湿らす手順は、以下の通りです。
燻製チップを水に含ませる方法
1.チップの用意チップを小さなボウルや容器に入れます。
2. チップを入れた容器にチップが水に浸る程度の量の水を追加
3.チップが水を浸透させる時間は、通常15分から30分程度
4. チップが十分に水分を吸収したら、余分な水を排除します。手でチップを軽く絞ったり、水気を取り除くためにペーパータオルで拭く
【おすすめの燻製チップや茶葉】
ウッドチップ(オークやヒッコリー)
相性の良い醤油:濃い味わいの普通の醤油や濃口醤油
風味:スモーキーな風味を強調し、醤油に深みとコクを加える。
茶葉(烏龍茶やジャスミン茶)
相性の良い醤油:軽やかな香りのある淡口醤油や生醤油
風味:芳醇な香りを付け加え、醤油に爽やかさと華やかさをもたらす。
五香粉
相性の良い醤油:甘口醤油や薄口醤油
風味:スパイシーで香ばしい風味を醤油に与え、深いコンビネーションを作る。
それぞれの醤油と燻製材料の相性は、料理のスタイルや個人の好みによっても異なるかもしれません。実際にいくつかの組み合わせを試してみて、自分の好みに合った燻製醤油を見つけてみてくださいませ。
【おすすめのアレンジレシピ】
燻製醤油マリネ野菜
材料
お好みの野菜(例: ピーマン、ズッキーニ、人参)
燻製醤油
オリーブオイル
塩とこしょう
ハーブ(例: ローズマリー、タイム)
手順
1. 野菜を適当な大きさにカットする。
2. 燻製醤油、オリーブオイル、塩、こしょう、ハーブを混ぜたマリネ液を作る。
3. 野菜をマリネ液に漬け込んで数時間から一晩寝かせる。
4. 燻製器を温燻に設定し、ウッドチップをセットする。
5. マリネした野菜を網にのせ、燻製器に置く。約30分から1時間燻製する。
6. 燻製が終わったら、野菜を盛り付けて召し上がれ。
燻製醤油風味のおにぎり
材料
ご飯
燻製醤油
お好みの具材(梅干し、ツナ、椎茸など)
手順
1. ご飯に燻製醤油を混ぜて炊くか、炊きあがったご飯に燻製醤油をかける。
2. おにぎりにお好みの具材を包み込んで形を作る。
3. 燻製器を温燻に設定し、ウッドチップをセットする。
4. おにぎりを燻製器に置き、約10分から20分燻製する。
5. 燻製が終わったら、おにぎりを取り出して召し上がれ。